お手持ちのカトラリーに少し手を加えるだけで、輝きを取り戻したり、艶を与えたりできます。
カトラリーはどうやって手入れすればいいんだろう?と悩んでいる方に読んで頂けたら嬉しいです。
このブログではカトラリーの素材ごとにお手入れの仕方を書いています。
シルバーカトラリー
シルバーカトラリーは惜しまずに使うことが良いです。
使う→洗う→拭くことによって美しく輝くのです。
黒くなってしまった場合フェルトやクロスなどの柔らかい布で拭くときれいになります。
シルバーポリッシュ、磨き粉などを使って磨けばより輝きを増します。
ステンレスカトラリーは
”酸” ”塩”を付着させた状態で放置すると錆びの原因になります。湿気も苦手なので収納したままにしておかず、時々使うと良いでしょう。
使用後は早めに液体洗剤をスポンジにつけて洗い、柔らかい布で完全に水分を取り除きます。
長く使っていない場合はくもり等を防ぐため柔らかい布で拭きましょう。
●ステンレスカトラリーがくすんでしまった場合
歯磨き粉、クリームクレンザー(傷に注意)、重曹などを使い乾いた布でやさしく磨きます。
磨いた後お湯でしっかりすすぎ拭きます。
細かい擦り傷が残ることがあるので目立たないところで試してからにしましょう。
ステンレスは素材は鉄ですが、鉄に含まれるニッケルとクロームの含有率によって「18-8」
「18ー10」「18-12」のような区分があります。
「18-*」の「18」は18%の”クローム”「*」は*%の”ニッケル”が含まれていると言うことの表記です。
クロム系
コスパが良い。熱伝導が高く熱膨張が少ないのでひずみにくい
磁性があるためハンドリング性に優れます。
腐食に強いので広く使われているのがSUS304(18クロムー8ニッケル)やSUS443JI(JFE443CT)と呼ばれるステンレス鋼です。 (JFEスチール株式会社参考)
純銀・漂白銀器
鉄は大気中の硫酸化水素に反応して変色します。
(変色自体は人体には無害です。)
普段から使うことが多い場合は、変色は少ないですが、変色させないよう正しくお手入れして使いたいですね。
使用後は早めに液体洗剤をスポンジにつけて洗い、乾かしたのちに柔らかい布で水分を完全に拭き取ります。
変色した場合は専用銀磨き剤か歯磨き粉を柔らかい布につけゆっくりと磨いてよく水洗いしてきれいな柔らかい布で水分をしっかりと拭き取ってください。
長時間使わないときはビニール袋などに入れ中の空気を抜きましょう。
木製カトラリー
無塗装の木製品の場合 ずっと使っていると表面がザラつき白っぽくなります。
オイル
食用のえごま油、アマニ油、紅花油、ひまわり油、クルミ油など「乾性油」などを用意します。
オイルを柔らかい布に含ませ馴染ませます。30分くらい置いて拭き取ります。
※ザラつきや傷などが気になるときは320~400番のサンドペーパーをかけて汚れを落としてから
オイルを付けます。
木製カトラリーのつやがなくなってきたので(上の写真がえごま油を塗る前)えごま油を柔らかい布につけて塗り込み30分置きました。(下の写真がえごま油を塗った後の写真)
拭き取り布の使用後はまれに発火することがあるので、水に浸して燃えるゴミに出しましょう。
つやがなくなってきたら、同じようにオイルを塗り込みます。
少しの手入れだけで、カトラリーを美しく長持ちさせることができます。
気に入ったものを長く心地よく使っていきたいですよね。
シーンに合ったカトラリーを丁寧に使っていくことで、気持ちも満たされていくようです。
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